娘の友だちは私立中学
娘の友だちが、地元の公立中学ではなく私立に行くそうだ。
誰にも言わないでね!とこっそり打ち明けられたと娘。
ママには言ってもいいよね?
学校の友だちには言わない。
ちゃんと約束守るんだね、えらいぞ。
その子は昨年、今年と同じクラス。
娘からよく名前を聞くので、授業参観などでママとは顔見知りになった。
見かけるたびに挨拶して話すようになっていた。
マスク越しだけど美人だなと思わせる雰囲気。
まさか、ざわちんじゃないよね、
と冗談はさておき…。
確かひとり娘だと言っていた。
将来のこと、しっかり考えていたのだなぁとあれこれ振り返る。
どこの中学だ?
んー、そうだな。
中学生だからまだ遠くへ通わせるのは不安。
わりと近くて、有名なところ。
わたしだったらあそこだな!という学校がある。
娘に、〇〇中かもよ?と言うと
明日こっそり言ってみる。
次の日、娘はしっかり聞いてきた。
ママ!当たったよ!何でわかるの?って言ってた。
そんなのわかるよー!
なんだかなぁ。ちょっと先を越された気分。
そのことを近所のママ友に話すと
『公立中は社会の縮図。いろんな人間がいるものだ。早いうちから似たような人間の集団にいるよりも揉まれた方がいい。』という。
これは、県内でも有名な進学校の講演会で聞いたそうだ。
なるほど、うなずける。
社会はいろんな人で出来ている。
ぬくぬく居心地のいい人間ばかりじゃないね。
だからこそ、
もみくちゃにされても立ち上がれる人間、
その間を縫うように生きていける大人になってもらいたい。